SSブログ

迷子犬から捨て犬へ [人間性]

当クリニックに迷子犬としてきて1週間。

保護センター、警察、ご近所の飼い主さんの情報を元に
考えてみると、

どうやら、迷子犬は捨て犬として認識したほうが正しい様子。

もし、捨て犬ならば元飼い主さんは、何を希望していたのだろう?

どこか良い人に拾われますように?

そんな確率の悪いことではないだろう。

事情があって、手放さなければいけないのならば、
それなりに新しい飼い主を探すだろう。

単純に捨てた人は、おそらくこの犬がどうなってもいいや 
くらいの気持ち出なければ捨てられない、と思う。

そして、結果多くの捨てられた動物は元飼い主の思ったとおりになるのだろう。
基本的に、飼い主を選べない動物は、何にも言わないでしょう。

そして、その方は忘れたころに、また新しい生き物飼うのですか?

保護センターに送られた動物の最後をなんて言うか知っていますか?

「処分」

と言うのですよ。

保護センターに捨てれば、ボランティアの人のところに捨てれば
動物病院に捨てれば、

その動物がすべて助かると思っているのですか?

そう思っているなら、その考えは捨ててください。

助けられないことだってあるのです。
見つけられないことのほうが多いのです。

何にも悪い事していないのに、”処分”される動物。
悪い事しているのに、平然としていると思われる元飼い主。

お金出して買った”物” だからですか?
何してもいいんですか?

このような飼い主がいる限り、動物に関して先進国になる日は遠い。

いくら動物医療が進化しても、何の意味も持たないと思う。

もっと、動物の命に関しての土台ができないと、動物医療の進化が、
特化したサービス業になってしまうような気がする。

どうしたものか?



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0