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昔のことですが [獣医師]

水曜の夜からカレンダーとにらめっこ。
カレンダーをじっと見つめても、この木曜日を逃すと
下手したら9月まで無給?違う、無休かも!

なので、久々に実家で一泊。
途中で同じ趣味の人と、ひと時の安らぎ。
何にも考えず、魚釣り。

でも、心のどこかで仕事は忘れられない。
夢で仕事してしまいました。

前回、ブログで紹介した記事でちょっと思い出したのは、

イギリスは確か年間1万頭を殺処分していると聞いたか、読んだ。

人口比率の差はあると思うけど、やっぱ日本は多いかな。


昔のことですが、まだ代診をしていたころ病院に

「この犬大きくなって、飼うの大変だから安楽死してください」
と若いカップルが。

犬はゴールデンレトリーバー、2歳。

どう考えたって大きくなる犬。

自分の理解する思考を完全に超えたことだったので
おもわず、

「何か重い病気ですか?」
と聞きなおしました。

そのカップル
「いえ、大きくなったので」

やはり理解できない。

病院の管理者でもないのに思わず言ってしまった言葉は、

「そんな理由で、安楽死はできない。
 もしするなら、その犬の購入代金の10倍もらう。
 そして、その犬の権利を一切こちらに譲渡してもらう。」

「それができないなら、必死で新しい飼い主さがせ!」

飼い主はびっくりしたような気がします。

僕も若かったなぁ。
結局、僕が新しい飼い主を探しました。

こんな人でもお金さえ出せば犬買えるんです。
獣医も飼い主ももっと自覚を持たないとね。
命を預かっていることに。

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