転院

以前も書いたのかもしれませんが、

病院の転院ってする患者様は大変だと思います。

何か理由があって転院するのですが、

最近は、ワクチンとか予防だけ転院するとか、
かんたんな処置だけ、転院するとかもあるようなので難しいです。

ですので、私は必ず聴きます。

「かかりつけ医はありますか？」

理由があって、今までのかかりつけ医に通院できない場合、
もしくは、明確な意思を持って転院する場合などは、

些細なことも含めて、すべてお話します。

かかりつけ医と相談できるとか、かかりつけ医があると言う場合、

手術やこちらが気が付いた点をお話しして、かかりつけ医に相談してと言います。

私の言い方が、冷たく感じる場合もあるので、大変申し訳なく思うこともあります。

このことに関して、かなりシビアになったのは理由があります。

以前、ワクチンのみ接種に来る患者様がいました。
ワクチン接種の際、一般検査をするとある病気が認められたのです。

突然死もありえるので、そのことを伝えると

「かかりつけ医ではそんなこと言われたことない！」

それなら、かかりつけ医にきちんと調べてもらってくださいとお伝えしたのです。

それから数ヵ月後、

夜遅く、その方は慌てて来院しました。
残念ながら、私が予測したとおりの突然死でした。

私の思い過ごしなのかもしれないのですが、

もしかしたら患者さんは、無理矢理転院させるために

私が嘘をついてると思ったのかもしれないです。

だとしたら、私の伝言ミスだと思っています。

結果的に、その方は信じてくださり
今は、来院されています。

私自身そんなつもりもなくても、言い方ひとつで違ってくるものと痛感しました。

ですので、シビアに聞き、シビアに答えることにしました。

転院は飼い主にとって大きな出来事のひとつであると思います。

かかりつけ医や信頼できる病院があれば、通えるなら通ってくださいね。

もし無理で転院するなら、きちんと話してください。
最善の方法で、きちんと対応します。

でも試されると、ちょっとつらいなぁ…。